この夏、私は奮い立った

皆さん、どんな夏をお過ごしでしょうか。

私は現場もないので順調に太っています。ラーメンおいしい。

 


さて、来たる8月21日。

Hey! Say! JUMPの「ファンファーレ!」が発売されました。おめでとうございます!

 

ファンファーレ!  (初回限定盤2) (CD+DVD-B)

ファンファーレ! (初回限定盤2) (CD+DVD-B)

 

 

ご存知の通り、山田涼介主演のドラマ「セミオトコ」の主題歌です。

個人的にシングルでは久しぶりに刺さる良曲で、発売される前から楽しみにしていました。

今年の夏はこれを聞いて海辺を散歩して素敵な人に出会いたい…!そんな妄想をさせてくれる曲です。妄想です。髙木雄也さんには申し訳ありませんが、私は海が嫌いなので海なんか行きません。

 

楽しみにしていた理由はA面だけではありません。

ユニット曲です。ファンファーレ!とは別の意味でメインディッシュと言っても過言ではない。オタクはユニットが大好きなのです。(みんな一緒にするな)

「2人1組のユニット」と聞いて期待しないはずがありませんでした。何を隠そう、私はやぶひかコンビが一番の推しだったのです。

いや、待って、有り得ない。今さら二人がやるなんて有り得ない。だってあの薮くんと光くんだよ?小さな頃から一緒にいて同じグループでやってきて運命とも言える二人だよ?もし可能性があったとするならばスタッフは策士だぞやりやがったなジェイストーム!!!

といった感じで無事に二人がユニットを組むとのことでそりゃあもう期待が膨らむばかりでした。

一番好きな二人が二人で歌ってくれる。

更には二人で作詞するそうじゃないか。光くんがラップを、薮くんがメロを。こりゃあ大ちゃんがいないUNIONか?ま〜た光くんは薮くんを歌わせたいのね。わかるわかる。でもせっかく薮くんとのユニットなんだから君も歌ってよね。曲はあのBANGER NIGHTのTommy Clint氏だそうでブチ上がるダンスナンバー。もしくはロックナンバーだな。Tommy Clint氏の楽曲はどれももれなく好きなので間違いはない。なるほど、オーケー。ある程度想像できた。心の準備は整ったぜ。私、二人の曲をこの耳で聞くまでは死ねない!早く来いよGo Fighter!!!


そんなふうに思っていました。


待ちに待ったフラゲ日。まずは映像を先に。

余談ですが、私はショートケーキのいちごは最後に食べるタイプです。

MV、メイキング、打ち合わせの映像を見てからファンファーレ!、他のユニット曲を聞き、やぶひかの曲は一番最後に聞きました。

 


…………あれ?

 


これやぶひか?いや、確かに薮くんと光くんが歌っている。それはわかる。めちゃくちゃかっこいい。それもわかる。でも頭が真っ白でした。

曲もある程度予想していた通りのもの(予想より激しく尖ってはいましたが)、歌詞も明らかに二人が書いたであろう丁寧な強い言葉のメロと奇想天外で捲し立てるリリック、何も驚くことはないはずなのに、私は何も考えられませんでした。

気づいたら曲が終わっていました。


私はあまりにも「やぶひか像」を造り上げすぎていたようです。

 


今までのやぶひかと言えば、ジャニーズらしい歌謡曲やポップな曲に薮くんの主旋律が乗ってそこに光くんがハモったり、その逆も然り、とにかく二人で歌っている姿は二人の絆、「シンメ」というジャニーズ独特の名称を体現している印象が強くありました。十年以上、ずっと「やぶひか」はその形で魅せてきたと思います。すみません、新規なオタクなもので昔のことは詳しくありませんが、少なくとも私の潜在意識ではそうでした。やぶひかはユニゾンするものだと。

そのせいで頭ではわかっていながらもショックだったようです。

 


打ち合わせで二人はこう言っていました。

「今までの二人ではないもの」

「Go Fighter」は確かにそう、その通りだった。その通りだったからこそ、私が「やぶひか像」を造り上げていたことに気づかされました。

もし、これがやまひかとかありやぶとかだったらこんなふうに気持ち悪い文章を考えることもなく、「ウガ〜〜〜〜!最高にカッコイイ〜〜〜!!!」だけで終わったと思う。

この二人はシンメという宿命を背負ってきたけれど、やっぱり個々の人間であるのだ、と。この曲は「やぶひか」の曲ではなく、「八乙女光+薮宏太」の曲なのだと。

 


打ち合わせを見ていて思ったのは、光くんがブレないテーマを持ってアイディアをぽんぽん出してそれを薮くんが上手く言葉にして補足して、二人で共有し合っているなということ。そして、薮くんは光くんの意見を否定しない。(あの絵のくだりは別として)

だから「Go Fighter」もなんというか八乙女光の世界観と薮宏太の世界観が混ざり合ったというより、今日は八乙女光プロデュースの世界観にお馴染みの薮宏太がゲストで来ていま〜〜す!!お邪魔しま〜〜す!歌っちゃうよ〜〜!行くぞゴルァ!!という感じ。(急に抽象的すぎる)(伝わらない)

たぶん、これが今の、普段のやぶひかの形なのだなと思った。

何度も言うように私は二人で歌うやぶひかはコレ!やぶひかは二人で歌って踊ってこそ!というものを無意識に勝手に造り上げていた。でも実際は違った。こっちが在るべき自由な二人の形なんだ。そう思ったら腑に落ちた。


良い意味で裏切られたのです。やられた。なんだよもう、「Go Fighter」最高じゃんかよ。「やぶひか」に縛られない二人の芯の強さ最高じゃんかよ。またやぶひかが好きになっちまったじゃねえかよ。

私、このユニットをこの目で見るまでは死ねない。

 

 

 

 

 

 

 

でもやぶひかにもトレンディーラブ#REIWA歌ってほしいよね。たぶんそういうのが見たかったし聞きたかった。だよなぁ、諸君?

 

 

 

(異論は認めます)